今年の夏は暑いですねー!
平地でエアコン無しでの車中泊、きついものがあります。
車についているエアコンを使うには、エンジンをかける必要がある。しかしそれは車中泊としてはマナー違反。
電気を使ってのエアコンが標準搭載されているようなキャンピングカーではないんですよ。僕のインディ727は。
じゃあどうしよう。夏場は諦めて高地へ行くか、家で寝てるか。
いや、あるじゃないか。ポータブルクーラーが。
そんなわけで、EcoFlowさんより発売されている、Wave2を購入して使ってみました。
ポータブル「エアコン」
さて、なぜEcoFlow Wave2を選んだのか。それは夏だけではなく、冬にも使えそうだと思ったからです。なぜなら暖房機能もついているから。
ここで、暖房ならFFヒーターがあるでしょ?と思ったあなたはキャンピングカーを知ってる人ですね!
FFヒーターという燃料を使うヒーターがキャンピングカーでは一般的だと思うのですが、僕は購入時に取り付けませんでした。なぜなら、ディーラーさんが別にいらないと思いますよーって言ったから。まぁ、この言葉の裏にはどのようにキャンピングカーを使うのかスタイルがはっきりしていないのにつけるのは勿体無い面もありますという意味も含まれていたんだろうなと思いますが。
なので、暖房器具も必要なんですよね。FFヒーター追加することも検討はしていたのですが、結構いい値段しますしね。
で、EcoFlow Wave2ですよ。クーラーだけでなくヒーターとしても使えるというところ。これはFFヒーターがついていない僕のインディ727にはちょうどいいのではないかと思いました。
あとは本命のクーラー機能。これに関しては数値なんかを見るしかなく、実際使ってみないとわからない部分もあったので、買ってみて本当に冷えるのかなという不安もありましたが。
専用バッテリーで動かすことができる
Wave2には専用のバッテリーが売っています。それをつけることにより、最長で8時間の連続運転が可能となります。あとはEcoFlowのポータブルバッテリーと接続することもできます。もちろんコンセントでも動きますので、電源付きのRVパークやキャンプ場などでは大活躍すると思います。
僕はポータブル電源はEcoFlowのRIVERを使っていますが、容量も小さく、Wave2を動かすには力不足です。追加で容量の大きいポータブルバッテリーを購入して、さらにポータブルエアコンも購入するよりは、Wave2と専用バッテリーのほうがいいのではないかと考え購入を決意しました。
届いてみて、まず第一に結構でかいな
さて、購入して届いたのですが、まず、箱の大きさに「これはやらかしたかもしれん」と思いました。
大きすぎるのではないかと思ったのです。インディ727で使うことを想定しているので、あまり大きいと邪魔になってしまいます。
箱を開けていくと大きさの理由に少し納得。本体はそれなりに大きいのですが、ダクトやダクトを取り付けるためのアタッチメントなど、付属オプション品がかさばるんですね。それが箱の大きさの原因であったようです。
クイックスタートを読み、コンセントに繋ぎ、試運転をしてみて初期不良がないかチェックしました。問題なく冷風が出てきたので一安心。信頼していないわけではないのですが、値段のするものですしこの辺はちゃんとしておかないとなと。
専用バッテリーの取り付け
専用バッテリーは本体下部へ取り付けるというよりはバッテリーをおいて本体を上に乗せてスライドでロックという形です。それだけで電気的には接続されません。横にコネクタがあるので付属のコネクタでバッテリーと本体を接続します。
これ、本体下部で電気的に接続だったら、もしドレン水が漏れたりして漏電でも起こしたら大変ということで、こういう方式なのかなと勝手に思っています。そういう意味では安全に配慮されていると思いました。勝手に思ってるだけですが。
ちなみに、本体とバッテリーを接続するとかなり重いです。25kg超えるんじゃないかな。測ってないのでわかりませんが、変な姿勢で持ち上げると腰をやってしまいそうです。
インディ727に乗せてみる
さて、本体を見て「やばい、でかい」と思った理由なのですが、当初はインディ727のギャレーのある辺りへ置こうと思っていたのです。

こんな感じで。
一見置けているように見えるかもしれませんが、上部棚の金具に当たっており、本体に傷がついてしまいました。また、後部の窓は全開することができないんです。Fiammaのウルトラボックスを取り付けている関係で窓が開かない。ダクトをしっかりと外に出せない。排気ダクトの空気を吸気ダクトが吸ってしまうとなり、試運転中に冷風が止まるという事態に陥りました。
また、この場所だとカーブを曲がっているときに本体が倒れてしまうことも考えられ、その対策をどうするかということも検討しなければなりません。使うときだけここに置くというつもりではあったのですが、中々の重量なのでそれもなぁとなっていました。
助手席を使うのが一番いいのかなと
で、第二候補として考えていた助手席を前に倒し、平行になるように板をつけ、そこに置くという案を試してみました。
それがこんな感じ。

助手席に人は乗れなくなりますが、後ろのスペースに大きいポータブルエアコンを入れずに済むこと、ダクトを車外に出すことが容易であることなどを考えるとここが正解かなと今の所感じています。
助手席からダクトを出すためのパーツやなるべく水平に置けるようにする台はDIYする必要がありますが、なんとかかんとか作ることができました。ダクトも運転中は助手席の足元に置くことができます。
運転中の左側の視界は少し阻害されますが、それを言っちゃぁ助手席に人乗せられないよ?というレベルかなと僕は思っています。
では、実際に使ってみた感想を書いていきたいと思います。
実際に車中泊してみた
さて、用意できたので実際に車中泊に使ってみることにしました。
本当は温度計などを使って詳しいデータとともに紹介するのがいいんでしょうが、なんせ僕はそんなことができる性格ではないので、体感でお伝えしたいと思います。
夜中つけておきいのと、最長8時間とのことですので、朝の6時まで動かしたいと思い、スイッチは夜22時につけました。この部分の結論からいくと8時間は持ちませんでした。結構ギリギリまでは持ちましたが、寝ぼけてたので覚えてません。この辺は外気温と設定温度の差などの要因もありますから一概には言えませんけどね。
Ecoモードの26度で最初は設定していたのですが、途中で寒くてお腹が痛くなり、28度に上げました。それくらいに冷えてくれる感じです。
アナログな温湿度計を持って行っていたのでみていたら、Ecoモードで運転中、冷房運転しているときは湿度がしっかりと下がっていました。50%くらいまで下がっていたと思います。湿度が下がるので、かなり過ごしやすかったと思います。送風運転の時は湿度60%くらいまで行っていたのですが、自動で冷風と送風を切り替えて運転されていて、快適に過ごすことができました。
車外に出している排熱ダクトからはかなりの温風が出ているので、それが吸気ダクトに入り込まないようにダクトの向きなどを調整する必要はあります。
炎天下での使用
今度は炎天下での使用を書いていこうと思いますが、駐車場で影なし、3時間ほど放置した車内40度を超えた状態からのスタート。
今度はMAXモードを使いました。バッテリーはどんどん減りますが、出てくる冷風は27度台の風がスイッチを入れて数分で出てくる状態でした。
車内全体が冷えるまでには時間がかかりましたが、冷風が当たっている部分は涼しく、自分に風を向けていればスイッチを入れてすぐでも車内で過ごすことができました。
この場合は昼の駐車場ということなので15分ほど車のエアコンと併用すれば車内全体を素早く冷やせるんじゃないかなと思っています。
我が家での使い道
さて、購入、初使用をしてきたのですが、我が家ではこのように使おうと考えています。
キャンプに行くとき。道を走っているときは車のエアコンが動いているので、そこまで暑くないですが、休憩などの時、エンジンを止めますよね。短い休憩ならいいのですが、少し長めに休憩を取りたい時などにWave2を使おうと思います。また、犬を連れていくことが多いので、Wave2で車内温度を管理できれば、犬を車内に置いて食事などを食べにいくという使い方もできます。
で、キャンプ場に着いたら基本的に電源サイトを予約するので、インディ727を外部電源に繋いでWave2フル活用ですね。充電も同時に行えますので、帰りの分のバッテリーをそこで充電して帰りも同じような感じで使っていこうと思っています。
課題としては、やはり外部電源が取れない時が使用に制限が出てくること。
Wave2にはコンセント、専用バッテリーのほかに、シガーソケットとソーラーパネルからの入力ができます。しかし、シガーソケットとソーラーパネルは、そこからの入力だけでは冷房運転はできない仕様になっていますが、バッテリーの減りを遅らせること、Ecoモードでの運転だと送風運転時には充電してくれることなどがあります。
となると、外部電源が取れない旅行やキャンプなどにいく時などはソーラーパネルが欲しくなりますね。
と、なると、次はインディ727にソーラーパネルを取り付けたくなりますが、いつになるやら。
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